株式会社フォーシックス
名刺データ活用でお客様との関係を更に深めたいです
株式会社フォーシックス 柳川 誉之氏
海鮮居酒屋「旬菜鮮魚てつたろう」(株式会社フォーシックス)は、地域の幅広い年齢層のお客様から愛される名店です。社会貢献活動にも精力的に取り組まれており、飲食店持続化のための支援と生活困窮者への支援を行なう「イーデリ」は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の【共創チャレンジ】にも採用されておられます。
「お客様との信頼関係を深めたい」という思いから「NURO AI CRM」をご活用いただいています。その導入背景や今後の展望について、同社代表の柳川様に伺いました。
- 課題
- 名刺管理ソフトのデータを活用できていなかった 顧客の来店頻度を増やし、信頼度を高めたい
- 解決
- 名刺情報を活用しLINEだけでなくメール・SMSでコミュニケーション可能 専用登録フォームから会員獲得がすぐに始められる お客様向けマイページ内でお客様の求めるキャンペーン・クーポンを配布
コンセプトは「居場所創り」実家のようなお店に
お客様に「ここが居場所だ」と感じてもらうために何を工夫していますか?
可能な限り全ての方、一人ひとりに“ちょっとしたお声がけ”をしています。声をかけたことによって仲良くなったり笑顔になったりしていただけています。お酒を飲むだけでなく、「ちょっと聞いてくださいよ」と気軽に来て話せる場所が「居場所」だと認識しています。
今では「彼女ができた」とパートナーの方を連れてきてくれたり、店を紹介したいという方がたくさんの知り合いを連れてきたりしてくれています。
飲食店・生活困窮者の命を救う!「イーデリ」とは?
「イーデリ」とは何でしょうか?
飲食店へのサブスクリプションサービスです。
毎月固定の金額を飲食店に継続課金することにより、その店舗が存続できます。通常のサブスクであれば利用しなかった分は会社や他のお客様の利益になりますが、「イーデリ」は利用されなかった分が社会で困っている人や苦しんでいる人たちのお弁当に置き換わります。そのお弁当を課金してくれた人の代わりに私たちが届ける、またはNPO法人に預ける仕組みです。
「イーデリ」の活動を始めたきっかけは何ですか?
コロナが原因で生活に困窮している人に対してSNSで募集をし、無償で食事を提供したことがきっかけです。正直、当時は私自身も経営が危ないと感じており、「自分自身もいなくなってしまうかもしれない」という危機感を持っていました。「自分自身の生きざまはこれだ。食で命を救いたい!」ということを形にしたのが、無償での食事提供でした。
どのようにして「イーデリ」の活動につながったのですか?
私たちの活動に共感してくれた方がクラウドファンディングで資金を募ってくれ、てつたろうのお弁当を生活困窮者の方に届けるという活動につながりました。1年ほど続けられるだけの資金は集まりましたが、継続的に続けられるものではありませんでした。そこで、路上生活者や児童養護施設などを継続的に支援し続けられるよう、以前から関心のあったサブスクリプションサービスと組み合わせて取り組みを始めました。今では、40名以上の方に定期支援いただけるまで取り組みが広がっています。※2022年7月時点
日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「共創チャレンジ」や、大阪府公式の新規事業支援プログラム「Vチャレンジ」にも採用いただけたので、日本全国に活動を広げていきたいと思います。
決め手は「名刺データの活用」「やりたいこととの親和性」
「NURO AI CRM」をご採用いただいた決め手は何だったのでしょうか?
名刺管理ソフト内に6000枚以上の名刺データを持っているのですが、このデータを上手く活用できるのではないかと思いました。LINE公式アプリも利用していますが、名刺データの活用は難しく、将来的にもWEBベースのシステムの方が連携しやすいと思い、採用に至りました。
また、AIでの来店予測など、「NURO AI CRM」の設計思想と私たちに足りないものとの親和性が高いと感じました。
お客様の信頼度を高め、神社のように地域で愛されるお店に
「NURO AI CRM」を使って実現したいことはありますか?
今回のCRM導入によって顧客の来店頻度を増やすだけでなく、信頼度を高めていきたいと考えています。どうすればよいかまだ模索中ですが、共に取り組みながら見つけていきたいと思います。
最後に、どのようなお店を目指していくか教えてください。
神社のように地域で愛されるお店にしたいと思っています。
神社は地域の人が協力しながら存在しています。飲食店も地域の人に「この店にずっとあってほしい」と思われる存在であれば神社のようになっていけるのではないかと思います。まずは実家のような場所にしていけたらと思っています。